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2007.07.26

国際会議(5) 最高エネルギー宇宙線

1020eVといった非常に高いエネルギーの宇宙線は、宇宙背景放射の光子との相互作用でエネルギーを失うので、遠方からは飛来出来ず、エネルギースペクトルのカットオフが予想される。しかし、実際に観測で得られたスペクトルでは、観測グループによってカットオフの有る無しが分かれ、以前から論争になっている。

今回の国際会議では、HiResグループが、ステレオ観測することで信頼性を高めた結果でも、スペクトルにカットオフが現れていたし、Augerグループの結果でも同様だった。エネルギー決定の精度や信頼性など、まだまだ慎重に検討しなければいけないものの、既に「カットオフ有り」という流れになっているように感じた。

「カットオフ無し」だと従来の理論と矛盾するわけで、それをうまく説明するためにいくつかの説が出され、それらの説を確かめるための観測も提案されていた。しかし、「カットオフ有り」だと、そんなエキゾチックな説を持ち出す必要が無い。何だか、気の抜けたコーラを飲んでいるような気分。

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